銀座「大松屋」  + 「大松屋 蔵」   住所・地図等へ 全店一覧へ 

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   (相当以前に一度伺っただけなので過去の記憶をたどって)  
    どちらかというと山形料理でお酒を頂くというお店。その頃はそば屋巡りも始めておらず、しゃもじに焼きつけられた「焼き味噌」を見て、「なんじゃろ、これは」と連れの面々とひそひそやっていたのを思い出す。
   でもそんな遠くの思い出とは言え、美味しい料理をいただいたという記憶がある。そばは山形のいたそば風であったような気がする。あるムックに載っている、とてもおいしいそうな写真を見ると、やっぱり「いたそば」であるが、「ざるそば」とある。
   できるだけ早くまた伺える機会を持ちたい。

▽本店は満席で支店に当たる大松屋「蔵」に伺う機会を得た。
   蔵は本店と同じく「ソニー通り」に面しており、「田中屋」の隣のビルにある。 本店はテーブル席に囲炉裏を囲んだ座敷であるが、蔵は掘りごたつで囲炉裏を囲む席とカウンターであった。
    串焼きコースを頂いた。炭火で目の前で焼いていただく焼き物の数々がとても美味しかった。コースにはそばはついていないため、追加で板そばを頂いた。
    カウンター席であったため、厨房がよく見えたが湯で時間はかなり長い4分〜5分であった。麺が太いから長いだろうとは思っていたが、これは相当な長さ。乾麺を茹でる時間かとも思われる長さである。
    板に敷かれたすのこの上に薄く広く盛られた板そば。色は田舎っぽく黒めで太め・不揃いの如何にも手打ち風の切り幅。しかしコシがない。食べたとこのジャリジャリ感は挽きぐるみだからだと思うがどこまで挽き込んでいるのはよく分からなかった。本当にじゃりじゃりする場合は玄蕎麦から強引に挽いたりする場合もあるようだが、そこまでではないだろう。玄蕎麦を挽いて、荒めの篩にかけるという感じか?
   雑誌の紹介で「うちはそば屋じゃないから」と言っておられた女将さんが店に出ておられたが、確かにそばがメインではない。庄内料理こそがこのお店の売りである。だが、しかし、手打ちそばと庄内料理と銘打つ限りはもう少しそばのクォリティを維持した方が喜ばれるのではないかと老婆心ながら思った。

本店 中央区銀座6-5-8 エルドールビル 2F  03-3571-7053 (地図は住所をクリック)
       日・祝 休   17:00-22:30

「蔵」 中央区銀座6-6-19 若松ビル5F  03-3574-4200 (地図は住所をクリック)
       日・祝 休   17:00-22:30

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