よく伺っている。昭和通りと、首都高の間のビル街にあるのだが、それを感じさせない粋な構え。(←写真) 中もすっきりとした上品な内装。そして、店の品の良さにぴったりの美しいお花番の方々。 (あるいはとてもお若いがひょっとして女将さん?dancyuによると女性経営者となっているし・・・。) まず、麺がとても素晴らしい。やや細めの切り幅だが、細過ぎるということはない。美しいそばの色に細かなやや黒っぽい甘皮の破片。 視覚・色彩的には「本むら庵」的な麺。しかし、水切り・食感的にはこっちが断然優れている。 口にそのまま運ぶ。しっかりしたエッジ感とコシが心地よい舌・歯茎ざわり(ちょっと変な表現だが許して)を生む。 しっかりしたコシを楽しみながら、ゆっくりと噛みしだくと、芳醇なそばの香りが頬一杯に広がる。 つゆなしで1-2枚は軽く行ける。 |
「 和食系の料理長」と
dancyu
の紹介にもあったが、「つゆ」は上品な香りと、その香りを活かしながらも、しっかりと麺に絡まる力を持つ素晴らしい仕上がり。 写真はないが、「かけ」もいただいた。期待通りの上品な「かけ汁」。じっくりと飲み干してしまう。 麺も温かくてもきちっとしたコシを失わない。 |
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「鴨汁そば」(←)の鴨汁も極めて上品な味わい。上質なかもに出汁の効いたつゆ、それにゆずの風味。細く切られたネギ(あるいはメネギ?)のプレゼンテーションが素晴らしい。 しいたけを小さく刻んだのが結構浮いていてこれがまた隠し味的に効いている。素晴らしい麺と鴨とこれらの脇役を一緒に口に運ぶともうそれは味のシンフォニー!たまらない。 |
まだ、試していないが(←)のおすすめ
「酒肴三種盛り」(でも実際には四種あるような気がするが・・・)。「そばやの定番とも言うべき、あさり、とりわさ、粒そば、玉子焼きを少量ずつご賞味いただけます。」とある。 どうです、もうほとんど垂涎もの。「そばやの定番とも言うべき、」という口上が庵主は特に気に入っている。でもまだ、夜は行っていない。こんなお店きっと他にない・・・。なぜなら、上から下までじっくり読んでいただくと分かるが、足りないものがない。いかがかな? 中央区京橋1-19-2 (地図は住所をクリック) 03-3567-8080 土・日・祝 休 11:00-14:00 17:00-20:30 |