高輪 「信州」  +泉岳寺前「藪蕎麦」   住所・地図等へ   全店一覧へ 

     朝早く前を通りがかったらもう暖簾が架かっていた。お昼時に合わせてこの近くの泉岳寺前「藪蕎麦」を狙ったがいつもどおりお休み。いったいいつ開いているのだろうか(失礼)と思うぐらいタイミングが合わない。
  それに比べて、このお店はちゃんと営業してくださっているだけでなく、「信州」なんてちょっと期待できるネーミング。
  見るからにごく普通の街のお蕎麦屋さんなのだが、そういった経緯でぶらりと入ってみた。
  店内はそう広くない。12-15人で一杯か。蕎麦屋の定番メニューがずらりとなるぶ。少し肌寒い日だったので温かいもにしようかな、とも思ったが敢えていつものとおり「もり」を。
  木製のご定法通りのせいろに多過ぎず、少な過ぎず。450円の「もり」が運ばれてきた。切り幅はやや細めで庵主の好み。色も信州蕎麦を思わす濃い目である。麺だけでいただく。狭い店内で麺だけ食べるのも気が引ける。
  まずまずのコシというか茹で足らずの感はなきにしもあらず。しかし、なかなかいける。
    そこでつゆを少し口に含んでみる。これがなかなかしっかり。色は薄めだが味は絡む。濃さも出しの風味もまずまずか。これに麺を絡めて食べるとこれが美味しい。山葵、ネギを使ってあっと言う間に一枚食べてしまった。
  店内には目立たないが「当店の麺、つゆは自家製。ご賞味乞う」というような張り紙があった。手打ちの名店ではないが気軽に美味しいお蕎麦を食べさせてくれるお店を見つけて、ちょっと得した気分で当店を後にした。

港区高輪3-15-11  《地図は住所をクリック》  03-3441-0772
<休み> 不詳 <営業時間> 不詳。但し、19:30閉店と店内には書いてあった

(下の写真は泉岳寺前「藪蕎麦」 当然閉店時のもの)

 これがなかなか伺えない泉岳寺前「藪蕎麦」。前は正に泉岳寺から第一京浜に降りてくる道。泉岳寺を背にして左側。
 堂々たる構えに特大の看板。一度は伺ってみたいもの。

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