目黒 「小菅」    住所・地図等へ 全店一覧へ 

Kosuge01.jpg (11814 バイト)
 (一度のみの往訪につき、第一印象のみ)
     開店と共に権ノ助坂中盤にあるビルの地下に入って行く。目黒駅から下って右側。洋菓子の「West」のまだ先である。
    入り口に手打ちそば「小菅」の看板や「幕」(なんて名前かな?暁庵にもあるやつ。縦幕?)がある。さらに階段を下ると引き戸があってそれを引いて店内へ。(店内の様子については下の蛇足に書いた)

   初見のため、「せいろ」一品をお願いした。 「dancyu 2000.5」 にあったとおり、そうめん級の細さである。そのせいか、麺の長さはかなり短いような気がした(ホントに一本一本見た訳ではないので間違っているかも)。細く短い麺にといどき見られる現象として、「水切れ」の悪さがある。ここでも、ほんの少し「水ッポイかな」という印象を受けたが、『水切れが悪い』と言うほどではない。
  
   さっそく、生でいただく。そば粉の良さを感じさせる芳醇な味わいが口一杯に広がる。麺の細さとは対照的な「コシ」を感じる。いつもおいいしい蕎麦に出会うとそうであるように、「なぜこんな淡白な食べ物、しかも、つゆだの薬味だのをつけて食べることを大前提として供されている食べ物を生(き)で頂いてもこほどまでに美味しく感じるのだろう?」という気持ちを抱きながらもどんどん箸が進み、あっと言う間に半分くらい終わってしまう。
   次に「つゆ」だけをちょっとすすらせていただく。だしの香りが心地よい。ところが、ところが、私は敢えて申し上げるが、今日の「つゆ」には「ノー」である。何が悪いは正直言って判らなかった。でも、「返し」と「出汁」の合わさり方がなんとも言えず中途半端であった。香りはあるが「コク」がないというか、麺に絡みそうな力強さを感じられなかった。
   麺をつけて食べたが印象は変わらない。本当にどうしたことか。dancyu には「つゆにもこだわっている」との記述があるのは承知しているので単純な庵主は大抵そういう先入観を払拭できないタイプなのだが、少なくとも本日のつゆには「ノー」である。
   残りの麺は山葵とネギを試すためつゆと共に少し食べてみたが、残りは迷わず生でいただいた。多分、今日は私の舌がどうかしていたか、あるいはたまたま返しのサイクルが最近の 「dancyu 効果」で連日のご繁盛のせいでちょっと狂ったかそんなところであろうと拝察申し上げる。後日、dancyu 効果が落ち着いてから再訪してみたい。2000.4.29

目黒区目黒1-5-16 目黒アイワビル B1  3491-2132 (地図は左の住所をクリック)
日曜休 11:30-15:00 17:30-22:00

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