二子玉川 「そばバリュー」     住所・地図等へ 全店一覧へ 

  ご覧のとおり英語の店名である。拙ページでは、蕎麦粉(サラシン)で作るクレープ、つまり「ガレット」(フランス、ブルターニュ地方の名物料理)を食べさせてくれる神楽坂の「Le Bretagne」をシャレで掲載しているが、それ以外で英語名の蕎麦屋は初めてである。  ご覧のとおりの構えで玉川高島屋南館のウラにある一軒家である。中に入ると向かって右側が庭になっている。ご覧のブロック塀で囲まれた普通の一軒家によくある「庭」がである。
  メニューはかなり複雑であるが、要するに蕎麦の実の芯の部分、つまり一番粉だけを使った「吟上そば」、挽ぐるみの「全粒そば」そして割安の「バリューブレンド」の3種類の蕎麦粉から選ぶのである。値段は書いた順番に高い。
  庵主は取り敢えず「全粒そば」のもり(700円)を頂いた。これが最上級の緑の吟上そばだと1100円もするが、ブレンドなら正に「バリュー」の480円となる。    
  さて、運ばれてきた蕎麦の圧倒的な量に驚いた。多分、庵主が愛して止まない銀座明月庵「田中屋」の御膳せいろの5枚分はあろうかと思われる量である。挽ぐるみらしい「あずき色」で、細いフェトチーネのように少し平べったい麺である。これを見て思わず懐かしい思いが込み上げてくる。と、言うのは庵主がかつて蕎麦を打ち始めたころに出来あがった蕎麦に切り幅、色がそっくりだったからだ(もちろん味はとうていこれには及ばないが・・・、ちょっと謙遜)。
  さて、つゆ抜きで食べる。挽ぐるみらしく蕎麦の生々しい香りが口中に広がる。コシも風味もまずまずである。これだけの量があるともう麺だけでバリバリ食べることに。想像どおり「つゆ」は普通のお味。余りの量に他の種類を試すことができなかったが、確かに質・量を考えると「バリューもの」である。

世田谷区玉川3-10-10   03-5491-7507 (地図は左の住所をクリック)
水曜休  11:00-15:00  1
8:00-22:00   (土・祝は11:00-22:00、日は11:00-20:00

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