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山手通りの中目黒交差点の近くにある「へぎそば」のお店である。へぎそばはいうまでもなく「布海苔」をそばのつなぎに使ったそばである。 本来は十日町や小千谷辺りにしかみられないそばということである。また「へぎ」とはそばが盛られてくる四角い木の箱のことを言う。そばはやや緑がかっており、1−2回で食べられる量ごとにまとまって整然と「へぎ」に盛られてくるのである。庵主の第一印象はそばの断面のカドが極めてシャープである。 |
つまり「エッジ」が立っているという感じがするのである。コシというよりはゴムの弾力性のような口触りがある。布海苔そのものの香りとかを強く意識することはない。
このお店は垢抜けた内外装でつまみやお酒のメニューも豊富で一杯やった後にヒンヤリのど越し爽やかなへぎそばをたぐるとなんとも言えない満足感にひたれるのである。 ただ正直にいうと、246沿いにある須坂屋そばのほうが味・風情ともに僅かながら勝っていると庵主は思っているのだがどうだろうか? 「匠」さんには四谷と六本木にも支店がある。 目黒区中目黒3-5-5 ベルデ中目黒1F (地図は住所をクリック) 03- 3794-8877 |