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言わずと知れた「かんだやぶそば」である。庵主は大昔、裏の神田郵便局で郵便配達や区分（郵便番号によって郵便物を区分する仕事）をしていたことがある。しかしこの店は高嶺の花で当時は局内の先輩諸氏も連れて行ってくれなかった。そのため、つい一年前までこの我が国を代表する蕎麦屋さんを訪れたことがなかった。 さて、その感想としては、緑がかったそばにかなり濃い目の生かえしベースのつゆが印象に残る。 特に天たねがつゆとマッチして美味しいと思った。 |
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言わずと知れた「かんだやぶそば」である。庵主は大昔、裏の神田郵便局で郵便配達や区分（郵便番号によって郵便物を区分する仕事）をしていたことがある。しかしこの店は高嶺の花で当時は局内の先輩諸氏も連れて行ってくれなかった。そのため、つい一年前までこの我が国を代表する蕎麦屋さんを訪れたことがなかった。 さて、その感想としては、緑がかったそばにかなり濃い目の生かえしベースのつゆが印象に残る。 特に天たねがつゆとマッチして美味しいと思った。 |
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しかし、先日（３月中旬）ほぼ半年振りに伺った際にはやや異なる感想をもった。まず、つゆはあまりにも「かえし」そのものが強くて、私の好みからはややずれるかなと思った。 麺にはそれなりの（これもあくまで「それなり」である）風味とコシを感じるが、数ある名店に伺った上で再訪した感じではそれほど「またぜひどうしてもあそこのそばが食べたい」と思うほどではないと言わざるを得ない。 「藪」系では、麺の素晴らしさでは 「浜町藪」、藪らしい辛口（濃口）のつゆの素晴らしさでは「並木」及び「池之端」、メニューの豊富さとつゆと麺のバランスの良さでは「上野藪そば総本店」を庵主は好む。 従って、庵主は旧万世橋駅周辺（神田周辺）では断然「まつや」がお勧めである。ただ、明るい日本家屋の広々とした店内、きめ細かいサービス、そして何よりテレビを通じて日本中に知れ渡ったこの店の知名度を一度は味わいに行くことをお勧めする。（2000.3） 千代田区神田淡路町2-10 （地図は住所をクリック） 03-3251-0287 |
